- 健康診断で毎回のように注意を受ける
- 周囲の視線が気になる
- ストレスを食べることで解消しようとしてしまう
上記のような悩みを抱えた人は少なくありません。
肥満にはタイプがあり、それぞれ病気へのリスクに違いがあります。
肥満について理解しておくことは、病気を予防するために大切です。
管理人について
私は17年目の理学療法士で、糖尿病療養指導士の資格も保持しています。
また糖質制限の食材宅配だけを利用し、運動も5年以上継続しています。
糖尿病の合併症で辛い思いをしている人をたくさん見てきました。
この記事では、男女の肥満のタイプの違いについて詳しく解説しています。
この記事を読むことで、
メリット
- 肥満のタイプがわかる
- 解消の仕方がわかる
- 危険な肥満がどのタイプかわかる
肥満は症状こそありませんが、持病のひとつと考えることが大切だと感じます。
肥満とは?
肥満とは、体内に過剰な脂肪が蓄積した状態を指します。
一般的に BMI(体格指数) を基準として判断され、BMIが25以上(日本基準)、または30以上(WHO基準)の場合、肥満とされます。
肥満は生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)のリスクを高めるため、適切な管理が重要です。
脂肪の種類とその役割
体脂肪には、主に以下の2種類があります。
- 皮下脂肪
- 内臓脂肪
皮下脂肪:
皮膚の下に蓄積される脂肪で、断熱材のような役割を果たします。
女性に多く、下半身につきやすいのが特徴です。
内臓脂肪
内臓の周りに蓄積される脂肪で、過剰になると生活習慣病のリスクを高めます。
男性に多く、お腹周りにつきやすいのが特徴です。
男性と女性の脂肪の違い
① 脂肪のつき方の違い
男性(内臓脂肪型肥満) 男性は主に 内臓脂肪 をためやすい傾向があります。
お腹周りに脂肪がつきやすく、「りんご型肥満」とも呼ばれます。
内臓脂肪は血液中の脂質異常や糖尿病のリスクを高め、生活習慣病につながりやすいよ!
私は脂質異常症です。
女性(皮下脂肪型肥満) 女性は 皮下脂肪 をためやすい傾向があります。
太もも、お尻、腰周りに脂肪がつきやすく、「洋ナシ型肥満」とも呼ばれます。
皮下脂肪はエネルギーの貯蔵庫の役割が強く、内臓脂肪ほど生活習慣病のリスクは高くありませんが、一度つくと落ちにくい特徴があります。
② 脂肪の役割の違い
- 男性の脂肪
エネルギー消費のために蓄えられることが多く、代謝が活発。
- 女性の脂肪
妊娠・出産のためのエネルギー貯蔵として重要な役割を果たし、男性よりも減りにくい。
肥満のリスク
肥満は、様々な健康リスクを高めることが知られています。
主に、
- 生活習慣病: 糖尿病、高血圧、脂質異常症など
- 心血管疾患: 脳卒中、心筋梗塞など
- がん: 大腸がん、乳がんなど
- その他: 関節痛、睡眠時無呼吸症候群など
以上です。
上記の病気に発展するまでは、ほぼ自覚症状がないまま進行していきます。
肥満の原因と対策
主な原因
- 食生活の乱れ
- 運動不足
- ストレスやホルモンの影響
- 加齢による代謝の低下
以上の原因があると言われています。
高カロリー(高脂質な食事、間食の増加)な食事を行うことで脂肪が蓄積していきます。
また運動不足によって、筋肉量が減少し基礎代謝の低下を招きます。
加齢による代謝の低下も合わさると、さらい脂肪がつきやすいよ!
女性はホルモンバランスの変化で、脂肪がつきやすくなることもあるので注意が必要です。
対策
- 男性の肥満対策
内臓脂肪を減らすため、有酸素運動(ウォーキング、ジョギング)を中心に、食生活の改善を意識する。
- 女性の肥満対策
筋トレを取り入れ、基礎代謝を上げる。食事はタンパク質を意識しながら、脂質の摂取を適度にコントロールする。
対策と予防法について知りたい方は、こちらをどうぞ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
肥満は単なる体重増加ではなく、健康に大きな影響を与えます。
特に男性は内臓脂肪、女性は皮下脂肪 の増加に注意が必要です。
それぞれの脂肪の特徴に合わせた適切な対策を取り入れることで、健康的な体型を維持しやすくなります。
健康的な生活習慣を意識し、適度な運動とバランスの良い食事を心がけましょう!