- 糖質制限ってどうやって始めたらいいのかわからない
- 糖質制限するとリバウンドしちゃうんじゃないかと不安
- 正直、食べて良いものダメなものがわからないから面倒
健康のために痩せたいし、血糖値も下げたいから始めてみたものの、続けるのは大変ですよね。
現代社会は知らず知らずのうちに糖質を多く摂ってしまっています。
特に肥満の方や糖尿病予備軍の方は、多少糖質を減らすことが大切です。糖質過多の生活を続けると糖尿病に発展する恐れがあるからです。
管理人について
私は17年目の理学療法士で、糖尿病療養指導士の資格も保持しています。
また糖質制限の食材宅配だけを利用し、運動も5年以上継続しています。
糖尿病の合併症で辛い思いをしている人をたくさん見てきました。
この記事では予備軍の人や肥満の方を前提としており、「過剰な糖質制限ダイエットではなく、ゆる~くリバウンドしにくい制限方法」について解説しています。
結果的に体重は落ちるかと思いますが、ダイエット方法を解説しているわけではないのでご了承ください。
メリット
- 体重がゆっくり少しずつ落ちていく
- 肌にも良い
- 自称ズボラさんでも継続できる
結論を先に伝えると、「過剰な糖質制限は必要ない!個人によって制限する量は違う」ということです。
続けられることが大切だと思っているので、長続きしないと悩んでいる方は参考にしてください。
糖質制限食とは
糖質制限食とは 、食事から取る糖質の量を制限した食事法になります。
主食のご飯を減らしたり間食のお菓子を減らすなど、個人によって制限する食べ物は違います。
糖質制限食の目的や理由とは
糖質制限の目的は個人によって違いますが主に、
- 血糖値のコントロールのため
- ダイエットのため
- 糖尿病の進行予防のため
以上のように人に、よって目的は変わります。
現在は糖質制限と言うとダイエットの印象が強いかもしれません。
私も実践しているよ。
目的は血糖値の乱高下が起きないように調整して、疲れにくい身体にするためだよ!
ダイエット目的の方であれば、糖質制限することで体重を落とすことが出来ます。
予備軍や血糖値が高めの方は、糖質制限することで糖尿病への進行や合併症予防になります。
つまり、糖質制限を行う目的や理由は人それぞれですので、自分の体調に合わせた糖質の制限を行っていきましょう。
糖尿病予備軍について知りたい方は、こちらを御覧ください。【リンク】
糖質制限食の効果、メリット・デメリットは?
糖質制限を行うと体重は減りやすく、血糖値も乱高下しにくくなります。
なぜなら糖質は
- 水分を多く含んでいること
- 消費しきれないと脂肪に変わること
- 糖質を取らないと血糖値は上がらないこと
糖質制限を行うと、上記の効果が得られやすくなります。
私も糖質制限を始めたら1ヶ月間で2~3kg程度体重が減ったし、食後の眠気はかなり減ったよ!
糖質制限は体重が減りやすく、血糖値も乱高下しにくい食事法と言えます。
糖質制限のメリット
糖質制限のメリットは
- ダイエット効果が早い(糖質+水分が抜けるため)
- 糖質を含む食品以外は比較的自由に食べられるため、空腹を感じにくい
- 血糖値が安定する
- 肌がきれいになる
以上のメリットがあります。
私個人の体験だと体重の減少はもちろんですが、頭皮湿疹がほとんど出なくなったのは驚きでした。
長年皮膚科に通院してもずっと治らなかった湿疹が、食事を変えただけで大きく改善したよ!
改めて人間は、食べたものから身体を作っているのだと実感しました。
過度な糖質制限によるデメリット
糖質の制限量は個人によって変わってきます。
なぜなら、みんな体格も違ければ年齢も違うからです。
極端な話をすると 、
- 30~40代の方は多めに制限
- 75歳以上の後期高齢者は軽めに制限
あくまでも例えですが、年齢によっても制限の程度は変わります。
後期高齢者に強めの制限をかければ、栄養不足になってしまうからです。
ですから制限は個人によって変わってくることを覚えておきましょう。
では過度な制限をしてしまうと、起こるデメリットとはどんなものでしょう。
エネルギー不足によるイライラ、頭痛
糖質は身体を動かすためのメインエネルギーになります。
とくに脳はブドウ糖をエネルギーとしているので、糖質制限によってブドウ糖が少なくなると、イライラや頭痛、集中力の低下がみられることがあります。
リバウンドの恐れ
糖質制限は短期間で体重が落ちやすいですが、元の食事に戻せばその分リバウンドしてしまいます。
なぜなら血糖値は急上昇するし、糖質の吸収も増えるからです。
過度に制限する時はリバウンドに注意。
腸内環境の乱れ、便秘
糖質制限を行うと便秘になることも少なくありません。
理由は食物繊維や水分が不足するためと考えられます。
糖質制限は主に主食を制限します。
主食を制限すると、
- 糖質と一緒に水分も減る
- 食物繊維も減る
以上が、便秘につながる大きな理由かと思います。
こまめな水分補給と葉物野菜をとるなど、食物繊維を摂るように意識しましょう。
長期的な健康への影響
長期的に過度な糖質制限を行うと、
- 筋肉量の減少
- 耐糖能異常
- たんぱく質と脂質の過剰摂取
に繋がりやすいとも言われています。
糖質が過度に制限されすぎると、筋肉を分解してエネルギーを作り出すことがあります。
またインスリンを出して筋肉を作る働きが起きにくいため、筋肉量が低下する可能性もあります。
糖質制限もやりすぎると、筋肉が減ってしまうのは驚きだね!
糖質制限する分、たんぱく質と脂質を多く摂るようになることで、コレステロールが高くなり動脈硬化を起こすとも言われています。
糖質制限も過剰に制限するのではなく、程々に行うことが大切です。
糖質制限食が向いている人、注意が必要な人
糖質制限食は誰にでもオススメできる食事法ではありません。
個人によって、年齢や体調、病気の有無に違いがあるためです。
以下にみていきましょう。
向いている人
糖質制限が向いている人は、
- 予備軍の方
- 血糖値が少し高めと言われた方
- 炭水化物と甘いものが好きな方
以上の特徴がある方はオススメになります。
向いている人に共通していることは「血糖値が上がりやすい食事」をしていることです。
糖質制限食を導入することで、病気の予防やダイエット効果もあるため向いていると言えます。
注意が必要な人
糖質制限食を導入するのに注意が必要な人は、
- 持病がある人 (腎臓病、肝硬変、慢性疾患)
- 高齢者の方
- 子どもや、妊婦さん
- 低栄養
- やせすぎの人
以上の方は自己判断での糖質制限は控えましょう。 必ず医師の診察や指示が必要になります。
なぜなら、糖質制限は人間に必要なエネルギーを制限することで、悪影響が生じる可能性があるからです。
例えば、
- 持病が悪化する
- 高齢者は筋力低下
- 子どもは成長の妨げに
- 痩せすぎの人は更に痩せる
自分が注意する特徴に当てはまる場合は、自己判断せずに医師に相談しましょう。
糖質制限の注意点
糖質制限が向いている方でも注意することがあります。
それは、
- 極端な糖質制限をしない
- 積極的に水分を補給する
以上の2点です。
極端な糖質制限は、継続しにくくリバウンドしやすいからです。
今まで多くの糖質を摂取してきた方が、主食も半分、間食のお菓子もなしとなればまず続けるのは苦しいでしょう。
極端に制限するより、今よりも少しだけ減らしてみることを心がけてみて!
次に水分補給もしっかり行うことです。
糖質1gには3~4倍の水分が含まれていると言われます。
そのため糖質を制限すると水分まで抜けてしまいますので、こまめに水分補給を行いましょう。
糖質制限は何から始めたらいいのか?
糖質制限を始める上での第一歩は、自分の食生活についてよく理解することです。
順番に見ていきましょう。
糖質制限を始める前の準備
- 現在の食生活の記録
- 1週間分の食事内容を細かく記録
まず自分がどの食事で多くの糖質を摂取しているか、大まかにでも把握ですることが大切です。
大変であれば主食(ご飯、パン、麺類)の量や、お菓子などの間食だけでも記録してみましょう。
糖質だけでも、こんなに食べてたなんて驚くよ!
目標を決める
減量を目標とするのか、健康維持を目標とするのかなど、具体的な目標を定めましょう。
目標によって、糖質制限の度合いも変わってきます。
私は健康維持を目的にしたよ!
健康診断で、脂肪肝や脂質異常症を指摘されたので(泣)
情報を集める
正しい知識を身につけることで、安全かつ効果的に糖質制限を進めることができます。
参考になるのは、糖質制限に関する
- 本
- ウェブサイト
- 専門家の意見(論文など)
以上を参考にしましょう。
血糖値が高めですでに病院に通っている方は、かかりつけの医師に相談しましょう。
自分の血液データを知っている医師の言葉は、何よりも参考になるよ!
私が糖尿病や血糖値について読んだ本はこれ:本の紹介【リンク】
糖質制限の始め方
主食の量を減らす
ご飯、パン、麺などの主食の量を少しずつ減らしていくことから始めましょう。
全く食べないのではなく、少しずつ量を調整することが大切です。
ご飯2杯食べてた人は1杯半にしてみるなど、少しずつがポイント!
一気に減らさないで。
糖質の多い食品を避ける
菓子類、甘い飲み物、果物など、糖質が多い食品は控えるようにしましょう。
代わりに、野菜や肉、魚などの低糖質食品を積極的に摂りましょう。
ジュースを飲んでいる人は、少しだけにしてみよう。
お菓子もやめるのではなく減らして!
甘い飲み物やお菓子を全く食べないのは厳しいので、まずは今よりも少し減らしましょう。
糖質制限中でも食べられる、スイーツやパンが知りたい方はこちらをどうぞ。
低糖質なお菓子を紹介。甘い飲み物に変わるものは?【リンク】
バランスの取れた食事
糖質だけでなく、タンパク質や脂質もバランス良く摂ることが重要です。
特に、たんぱく質は筋肉量を維持するために必要不可欠な栄養素です。
糖質を減らす分、お肉や野菜を少し増やしてみよう!
外食時の工夫
外食では、メニューを選ぶ際に糖質量を意識しましょう。
サラダやスープなど、低糖質のメニューを選ぶように心がけましょう。
毎日外食する習慣がある人は、宅配弁当を利用してみるのもオススメだよ!
宅配弁当が気になる方はこちらをどうぞ
宅配弁当実食レビュー【リンク】
糖質の摂取量や目安は?何グラムまで?
糖質の摂取量について、具体的な数値は人によって異なります。
一般的に言われている目安や、糖質制限ダイエットにおける考え方を解説していきます。
日本人の食事摂取基準
まず、日本人の食事摂取基準というものが存在します。
これは、健康な人が1日にどのくらいの栄養素を摂取すれば良いのかを示すもので、糖質の摂取量も目安として示されています。
この基準はあくまで目安だよ!
個人の年齢、性別、活動量によって摂取量はバラバラです。
炭水化物(糖質を含む)の割合を見ると、 一般的に1日の摂取エネルギー量の50~65%を炭水化物から摂取することが推奨されています。
半分以上を糖質が占めるんだから、案外多いんだね!
具体的な数値で例えると、
1日の摂取エネルギー量が2000kcalの場合、炭水化物量は250~325gが目安
以上が摂取基準になります。
血糖値が高かったり、肥満傾向にある人は基準値以上の糖質を摂取している場合がほとんどです。
まずは基準値まで減らしてみることから目指してみましょう。
糖質制限ダイエットにおける考え方
糖質制限ダイエットでは、糖質の摂取量を大幅に減らすことで、ダイエット効果や健康効果が期待できます。
1日の糖質摂取量の目安は一般的に、1日の糖質摂取量を70~130g程度に抑えることが推奨されています。
先程の、日本人の食事摂取基準の半分くらいだからかなり厳しめだね!
ただし、これはあくまでも目安なので、個人の体質や目標によって調整する必要があります。
1食あたりの糖質目安は、20~40gの糖質量にすることが多いです。
間食をする場合は、1回あたり10g程度に抑えると良いでしょう。
例えば、 朝食40g、昼食40g、間食10g、夕食40g合わせて130gとなります。
これでもやっぱり辛いと言う人は、もう少しゆるくても大丈夫。現状より減らす努力を。
間食について。何をどのくらい食べて良いの?
糖尿病予備軍の方や血糖値が高めの方にとって、間食は血糖値の急上昇を招きやすく、注意が必要です。
しかし、全く食べないのも体に良くないですしストレスが溜まります。
そこで、何をどのくらい食べれば良いのか、具体的なアドバイスをいくつかご紹介したいと思います。
間食のポイント
間食するにあたり、気をつけるポイントは
- 1回あたりのカロリー確認
- 糖質量は少なめに
- 食物繊維は摂ってよし
- たんぱく質を摂る
以上の4点を気をつけて間食しましょう。
1回あたりのカロリーは80~160kcal程度で、多くても200kcal以内が理想です。
糖質量は1回あたり10g以下が目安。
栄養表記の欄の、糖質や炭水化物をチェックして!
食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにする効果があるので間食でもオススメです。
たんぱく質は満腹感が得られるし、血糖値の上昇を緩やかにするのでこれまたオススメ。
以上が間食で気をつけたいポイントです。
間食するタイミングは、食後3~4時間後など血糖値が下がり始めるタイミングがおすすめです。
昼食と夕食の間は、小腹が空くからベストなタイミングだね!
おすすめの食材
野菜 | きゅうり、トマト、ブロッコリーなど |
果物 | リンゴ、バナナ、イチゴなど |
ナッツ | アーモンド、くるみなど |
乳製品 | 無糖ヨーグルト、チーズなど |
海藻 | わかめ、ひじきなど |
ただし、果物は果糖が含まれるため、摂取量には注意が必要です。
個人的には仕事の合間に食べるので、素焼きのミックスナッツがおすすめです。
甘いものが欲しくなった時は、ハイカカオチョコレートを1枚だけ食べてるよ!
具体的な間食例
簡単に食べれる間食の具体例を紹介します。
- 無糖ヨーグルトにフルーツとナッツをトッピング
- きゅうりとトマトのサラダ
- リンゴ半分
- チーズとクラッカー
- わかめスープ
以上のメニューであれば空腹感も抑えられ、満足感もあります。
徐々に糖質制限や、少量の間食にも慣れてくるよ!
間食の注意点
加工食品は菓子パン、ミルクチョコレートなど、糖質や脂質が多い加工食品は控えましょう。
甘い飲み物は清涼飲料水や甘いコーヒー、果汁100%のジュースも糖質量が高いため、注意が必要です。
ジュース類は吸収が早いから、血糖値を一気に高めちゃうよ!
その他
間食を安心安全に楽しんでいただくためにも、日頃から行ったほうが良いことを紹介します。
- 血糖値を測る
血糖値を測ることで、自分の体に合った間食の量や種類を把握することができます。
- 医師や栄養士に相談
より詳しいアドバイスを受けるために、医師や栄養士に相談することをおすすめします。
血糖値が高めとわかったら、病院で栄養指導を受けることが大事!
自己判断は危険です。
糖尿病予備軍の方の食事は、血糖値の急上昇を防ぎ、血糖値を安定させることが大切です。
間食をする際は、上記を参考に、バランスの取れた食事を心がけましょう。
目標体重の求め方
目標体重の求め方はいくつか方法がありますので、自分の状況に合わせて最適な方法を選んでみましょう。
BMI (ボディマスデックス) を活用する方法
BMIは、身長と体重から求める肥満度を示す指標です。
一般的に、BMIは22が理想とされています。
計算方法: BMI = 体重(kg) ÷ (身長(m))²で求めます。
175cm、67kgの場合
67÷(1.75✕1.75)=21.87
ですので、BMIは標準になります。
また、BMIが22になるように目標体重を設定するには、
身長160cmの方の場合
22 × (1.6)² = 56.32kg
となります。
体重56kgだとBMI22になりますので、理想の体重ということになります。
体脂肪率を考慮する方法
BMIだけでは、筋肉量や体脂肪率の違いは含まれません。
理想の体形を目指す場合は、体脂肪率も合わせて考えることが重要です。
例えば、160cm、体重56kgの人場合
- 筋肉質な人
- 筋肉が少なくて脂肪が多い人
同じ身長と体重であっても外見に大きな違いが現れます。
理想とする身体を目指す場合は、体重だけでなく体脂肪率も考えよう!
ある程度引き締まった身体の理想の体脂肪率は
- 女性は20%前後
- 男性は15%前後
が目安です。
体脂肪率測定方法は、体組成計などを使って測定できます。
私は18%~19%の体脂肪率なので、あと少し絞らなきゃ!
過去の体重を参考にする方法
過去のベスト体重を参考にし、今までで一番体調が良かった時の体重を目標にするのも一つの方法です。
大抵の人は若い頃と比べると体重が増えてるよ!
また変動のグラフをつけてみることもオススメです。
過去10年程度の体重をグラフにすると、自分の体重の増減傾向が見えてきます。
あくまでも大雑把で大丈夫!
健康診断時の体重を見比べたり、自分の覚えている範囲でグラフにしてみよう!
自分が目標とする体重が見えてきます。
必ずしも計算で求めるだけでなくて、自分の生活習慣や体型なども考慮して自分にあった目標体重を設定してみましょう。
糖尿病患者の目標体重
糖尿病患者さんの目標体重は、BMIだけでなく以下の要素も考慮して個別に設定されます。
- 年齢
- 合併症
- 生活習慣
以上の3点を踏まえながら目標体重を決めます。
年齢
高齢者では、サルコペニアやフレイル予防のため、やや高めのBMIが推奨される場合があります。
サルコペニアやフレイルは、筋肉がやせ細り弱ってしまった状態だよ!
上記の場合、栄養を多めに取らなければならないため、高めのBMI設定になります。
合併症
心臓病や腎臓病など、他の合併症がある場合は、体重減少によって悪化する可能性も考慮されます。
合併症のある方は必ずしも減量が必要というわけではないよ!
医師の判断が必要。
生活習慣
運動習慣や食事内容、薬物療法なども含めて考えます。
個人によって生活習慣や薬の種類は違います。
ですので、当然目標体重も変わってくることになります。
糖尿病の目標体重設定の考え方
体重減少の目標は一般的に、体重を5%以上減らすと、血糖コントロールが改善すると言われています。
肥満がある場合は、まず体重の3%程度の減量からはじめることが推奨されています。
糖尿病の方のBMI
日本糖尿病学会のガイドラインでは、
- 65歳未満はBMI22
- 高齢者(65歳以上)BMI22~25
を目標とするのが一般的です。
例えば、高齢者で身長160cmの方であれば、
- 22✕ (1.6)² = 56.32kg
- 25✕ (1.6)² = 64kg
上記の例えだと、BMI22に設定すると56kgで、BMI25に設定するとだと64kgとなります。
血糖値が高い高齢者は、持病や合併症などで個人差があるため目標体重に開きがあることを覚えておこう!
大切なのは実現可能であるかです。
無理のない範囲で達成できる目標体重を設定しましょう。
糖尿病予備軍の方や血糖値が高めの方は、自己判断せずに病院で目標体重を設定してもらうことが大切!
糖質制限で食べてはいけないもの・食べていいもの
血糖値が高めの方や糖尿病予備軍の方にとって、糖質制限は血糖値コントロールに効果的な食事法の一つです。
しかし、何を食べて良いのか、悪いのか、迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは食べて良いもの、悪いもの(控える)を紹介していきます。
食べてはいけないもの
糖質制限では、以下の食品は糖質量が多いので、摂取量を控える必要があります。
- 白米、パン、麺類
- 甘いもの
- 芋類
- 果物
白米、パン、麺類は主食となる食品です。
血糖値を急上昇させるため、量を減らしたり、玄米や全粒粉パンなど、食物繊維が豊富なものに置き換えることがおすすめです。
ちなみに玄米や全粒粉パンだから、たくさん食べていいと言うわけではありませんよ!
甘いものとして菓子類、ジュース、清涼飲料水などは、高濃度の糖分を含んでいるため、極力避けるべきです。
ジュース類は特に吸収が早いから危険です。お茶か水にしましょう。
さつまいも、じゃがいもなどは炭水化物量が多いため、他の食材と置き換えるなど摂取量に注意が必要です。
フライドポテトは美味しいけど注意が必要だよ!
果物には果糖が含まれており、糖質制限中は量を控える必要があります。
ただし、全ての果物を避ける必要はなく、低GI値の果物を選び、少量を食べるようにしましょう。
食べてはいけないものを詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。食べてはいけないものリスト【リンク】
食べて良いもの
一方で、糖質制限中でも積極的に摂りたい食品もたくさんあります。
- 肉、魚、卵
- 緑黄色野菜
- 海藻類
- ナッツ類
肉、魚、卵
これらは良質なたんぱく質源であり、筋肉量を維持し、基礎代謝を上げるために重要です。
血糖値高めの方には、是非とも取ってほしいのがたんぱく質だよ!
日本人は、たんぱく質が不足しがちと言われています。
自分の体重と同じ量のたんぱく質を摂ろう!
緑黄色野菜
ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
海藻類
食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果も期待できます。
私は、わかめを味噌汁やサラダに入れてるよ!
ナッツ類
健康な脂質を含み、満腹感を得やすい食品です。
ただし、カロリーが高いので、食べ過ぎには注意が必要です。
その他
しょうゆ、味噌などの発酵調味料は、少量であれば問題ありませんが、砂糖やみりんを使った甘辛い味付けは控えましょう。
オリーブオイルやココナッツオイルなど、不飽和脂肪酸を多く含む油を選ぶことがおすすめです。
自分で食事管理が難しい方の代替案
糖尿病予備軍の方にとって、食事管理は非常に重要です。
しかし、なかなか自分でバランスの取れた食事を作るのが難しいという方も多いかと思います。
そのような方にとって、宅配弁当はいかがでしょうか?
宅配弁当や低糖質なスイーツについて知りたい方はこちらをどうぞ。
宅配弁当【リンク:糖質制限弁当の実食レビューまとめ】 低糖質スイーツやパン
宅配弁当のメリット
- 栄養バランスが考えられている
- 手間いらず
- メニューが豊富
- 個人の状況に合わせて選べる
専門家が栄養バランスを考え、カロリーや糖質量を調整したメニューが提供されています。
また食材の購入や調理の手間が省け、忙しい方でも手軽に栄養バランスの取れた食事が摂れます。
メニューを考えたくない!
でも栄養はしっかり摂りたい方にはもってこいだね。
さらに様々な種類のメニューが用意されているため、飽きずに続けやすいのも特徴です。
カロリーや塩分量、アレルギー対応など、個人の状況に合わせて選べるサービスもあります。
コンビニ弁当や外食ばかりに偏っている人には救世主!
宅配弁当のデメリット
- 費用がかかる
- 自由度が低い
- 味に飽きてしまう可能性がある
自炊と比較すると、費用がかかる場合があります。
しかし、普段から外食が中心なら、費用に大きな違いはないかと思います。
コストだけを考えるなら自炊。
またメニューは決まっているため、自分で食べたいものを自由に選ぶことはできません。
毎日同じような食事だと、味に飽きてしまう可能性があります。
7食~14食分をまとめて購入するのがほとんど。好き嫌いが多い人は厳しいかも!
宅配弁当のサイトで、メニューを確認してから申し込むことをオススメします。
宅配弁当を選ぶ際の注意点
- 栄養士監修のメニューかどうか
- カロリーや糖質量
- アレルギー対応
- 価格
まず栄養士が監修したメニューであるかが重要です。
最近では医師が監修に関わる宅配弁当も出てきました。
また自分の目標とする数値に合っているか確認しましょう。
せっかく弁当を頼むなら栄養士が監修しててほしい!
持病やアレルギーがある場合は、事前に確認しましょう。
かかりつけ医に相談することもオススメです。
最後に予算に合わせて選べるように、複数のサービスを比較検討しましょう。
宅配弁当会社によって価格に開きがありますので、色々な会社のサイトをみて試してください。
宅配弁当は、糖尿病予備軍の方や血糖値が高めの方の食事管理をサポートする一つの手段です。
しかし、万能ではありません。
メリットとデメリットを比較し、ご自身の状況に合わせて選ぶことが大切です。
糖質制限の宅配弁当について知りたい方は、こちらをどうぞ。【リンク:糖質制限弁当の実食レビューまとめ】
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は糖尿病予備軍や血糖値が高めの方に向けて、糖質制限について解説しました。
糖質制限は血糖値を安定させたり、ダイエット効果が認められるため実践してほしい食事法になります。
しかし、自己判断で実施出来るほど簡単なものではありません。
注意点として、
- かかりつけ医に相談
- 少しずつ制限していく
- 運動は大事
- 食事はバランスよく
- 宅配弁当なども上手に活用
以上の点に注意して、無理なく糖質制限を実施していただけたらと思います。
まずはお菓子やジュースを減らすところから始めてみてください。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。